大阪関係などの文書 『摂津名所図会』や『難波丸綱目』といった、大阪に関係する近世の和装本や一枚ものなどの貴重資料です。第五回内国勧業博覧会関係資料など、一部近代の資料も含まれます。
引札 引札は、商店が開店や売り出しの宣伝のために配ったもので、現在のチラシ広告にあたります。明治から大正初期にかけて数多く作られ、縁起物や当時の世相風俗を描いたもの、暦や時刻表がついているもの等、様々な種類があります。
芝居番付 歌舞伎や人形浄瑠璃の興行を宣伝・案内するために、狂言名や配役、座名などを記した印刷物です。当館の所蔵では、明治期に大阪で上演されたものが多く、一部江戸期や、大正・昭和期のもの、京都等で上演されたものもあります。配役等を記した「役割番付」がほとんどですが、各幕の場面を絵で表した「絵番付」もあります。
水帳 江戸時代の土地台帳です。新しい帳面では、明治の半ば頃まで更新されています。地積が屋敷地一筆ごとに表間口と裏行の間数で示され、持主名と捺印があります。持主が変わると前の持主名と捺印の上に、新しい持主名を書いて捺印した紙を貼って名義の変更としたため、付箋が多く取扱いに注意が必要な資料です。
家分け文書 大阪の旧家が所蔵していた近世から近代にわたる文書類です。
平野屋家文書 大坂三郷北組の京町堀(現大阪市西区)にあって瀬戸物商を営み、かつ町年寄を勤めた平野屋久右衛門家旧蔵の文書です。享保から明治期にかけての資料で、文書の総数559点。瀬戸物売買直段書上・店卸勘定帳・長州御用一件など同家の経営に関する文書群、御公役町役銀請取通・式目帳写・宗旨手形・奉公人請状など町および町役人の職務にかかわる文書群が中心となっています。1983(昭和58)年3月刊行の『大阪市立中央図書館蔵書目録 第15巻 郷土資料編』に目録があります。
小坂合村文書 河内国若江郡小坂合村(現八尾市)の文書です。文書の総数161点。検地名寄帳など若干の近世文書も含まれますが、その多くは旧蔵者大儀家にかかる明治・大正期の私文書となっています。1983(昭和58)年3月刊行の『大阪市立中央図書館蔵書目録 第15巻 郷土資料編』に目録があります。
小林家文書 明治期に『大阪市史』を編纂するにあたり、西区の菓子商(現あみだ池大黒)である小林家から大阪市に寄贈された資料群です。近世から明治初年にわたる大阪三郷天満組の御池通5~6丁目にかかわる町方史料が中心となっており、御触・証文・人別帳・秤改・河川・水道・雑件などに分類されています。文書の総数164冊。1983(昭和58)年3月刊行の『大阪市立中央図書館蔵書目録 第15巻 郷土資料編』に目録があります。
寺島家文書 江戸時代に幕府の御用瓦師であった寺島家の文書です。文書の総数45点。大阪・京都間の寺島家の争論、地子免除、商取引や、十代寺島藤右衛門の葬儀に関する記録など、瓦御用を含めた寺島家全般に関する資料群です。明治期の市史編纂に伴い、大阪市に寄贈されたもので、平成21年度には当館及び大阪市史編纂所が所蔵する寺島家文書(計49点)が大阪市指定文化財に指定されました。この大阪市の文化財に指定された「寺島家文書」のうち、瓦屋町等の水帳および絵図、坪数帳は、「水帳」の項目で検索・閲覧することができます。
浄瑠璃本 2010(平成22)年1月に解散した(財)人形浄瑠璃因協会と、故人の関係者から寄贈された、浄瑠璃の詞章を記した浄瑠璃本など、幕末から昭和期まで活躍された名人が残した蔵書で、主に天保頃から明治にかけての資料群です。本人が三味線譜を書き入れたものや、引き継いできたものなど、貴重な資料を多く収めています。
鶴澤清六遺文庫 明治・大正期に浄瑠璃三味線方で活躍し、一世の名手と謳われた三代目清六の遺文庫です。547点、549冊。1960(昭和35)年11月人形浄瑠璃因協会へ寄贈。1965(昭和40)年3月大阪市立中央図書館へ寄託。2010(平成22)年1月人形浄瑠璃因協会解散につき、大阪市立中央図書館へ寄贈となりました。1967(昭和42)年3月刊行の目録があります。
鶴澤綱造遺文庫 明治~昭和期に浄瑠璃三味線方で活躍した四代目綱造の遺文庫です。203点、204冊。1958(昭和33)年5月人形浄瑠璃因協会へ寄贈。1965(昭和40)年3月大阪市立中央図書館へ寄託。2010(平成22)年1月人形浄瑠璃因協会解散につき、大阪市立中央図書館へ寄贈となりました。1967(昭和42)年3月刊行の目録があります。
竹本弥太夫遺文庫 明治期に活躍した義太夫節の大夫で、後の名人らを育てて「堀江の大師匠」とも呼ばれた五代目彌太夫の遺文庫です。246点、246冊。1962(昭和37)年6月人形浄瑠璃因協会へ寄贈。1965(昭和40)年3月大阪市立中央図書館へ寄託。平成22年1月人形浄瑠璃因協会解散につき、大阪市立中央図書館へ寄贈となりました。1967(昭和42)年3月刊行の目録があります。
野澤吉兵衛遺文庫 幕末・明治期に浄瑠璃三味線方で活躍した五代目吉兵衛の遺文庫です。306点、308冊。保管をしていた二代目野澤喜左衛門氏の遺志により、1977(昭和52)年7月寄贈。1981(昭和56)年7月刊行の目録があります。
初代豊澤松太郎旧蔵書 明治~昭和初期に活躍した浄瑠璃三味線方で、古い稀曲に通じていたと言われる初代松太郎の遺稿2冊です。人形浄瑠璃因協会から寄託。2010(平成22)年1月人形浄瑠璃因協会解散につき、大阪市立中央図書館へ寄贈となりました。1947(昭和49)年刊行の目録と、1981(昭和56)年7月刊行の目録(再録)があります。
四代目鶴澤清六旧蔵書 明治~昭和期に浄瑠璃三味線方で活躍し、1955(昭和30)年には重要無形文化財保持者に認定された四代目清六の旧蔵書70冊です。故人令室よりまず65冊の寄贈があり、1976(昭和51)年に5冊追加の寄贈がありました。1974(昭和49)年刊行の目録と、追加寄贈分を増補した1981(昭和56)年7月刊行の目録があります。
間重富・間家関係文書 大阪出身の町人天文暦学者、間長涯(重富)らの残した、天文学に関する江戸後期の資料です。文書の総数84点。目録として「間家関係文書一覧」(『大阪市立中央図書館所蔵大阪資料目録』の抜刷)があります。
百人一首文庫 江崎政忠氏旧蔵の百人一首関係文献コレクションです。267点、352冊。1973(昭和48)年に元朝日麦酒社長・故山本為三郎氏が収集したものを同社から寄贈された上方文庫の一部にあたります。「小倉百人一首」、異種百人一首など、和歌や俳諧等の百首(句)選集を数多く収集したものです。1976(昭和51)年3月刊行の目録があります。
写真/絵はがき 明治時代の大阪の名所、風景、建築物を写した写真や絵はがきを登録しています。地名、建物名などから検索していただけます。
地形図 大阪市立中央図書館に所蔵している、国土地理院発行の地形図のうち、大阪府域を含む図を登録しています。1993(平成5)年発行のものまでを、国土地理院の承認を得て画像登録しており、 縮尺、図名、地名から検索していただけます。年代を指定することも可能です。
住宅地図 建物名や建物ごとの居住者を記載している地図の総称で、昭和30年代から刊行され、「航空地図」「明細地図」などと呼ばれることもあります。昭和30年代後半から50年代までの大阪府下の住宅地図を町名から探すことができます。
※画像は館内でのみ表示
その他 地形図、住宅地図以外に大阪市立中央図書館が所蔵している、主に大阪市域の地図が一部閲覧できます。